2011年3月6日日曜日

うさぎ

今、中村うさぎさんの“壊れたお姉さんはすきですか?”という著作を読んでいる。
御茶の水のvilledge vangardで購入。

villedge vangardへ行くといつも知的好奇心の、普通に暮らしてるとなかなか刺激してくれないから眠ってしまいがちな部分が刺激されるから、たまに行くと色んなものに目移りしながら1,2時間はあっという間に過ぎちゃう。

中村うさぎさんは“愛か、美貌か”っていう著書の中で、彼女は顔の整形を何度も繰り返してるので有名だけれど、顔が変わることで自意識がどう変化するのかを客観的に観察してレポートされてて、とても面白い。

本当にそうだと思う。特にオンナは、ちょっと太ったとか痩せたとかで顔に変化が現れるとその日の気分や体調まで変化してしまう。
うさぎさんの本は、30代女子にとって、外見の変化を余儀されない現実と向き合うのに色んな意味での示唆が含まれているんじゃないかな、と思う。

で、今日もその“壊れた・・・”を開いてみると、今のわたしに必要な内容のことが書かれてあって、早速もう半分まで読んでしまった。

それは、オトコは「俺様幻想」を大切にする生き物で、その幻想はとても脆い自我の上に立脚された砂上の楼閣である、というようなことや(だから、オンナの毒舌なつっこみはその楼閣を崩すのでそれはオトコの沽券に関わる。ので、お笑い系女子はモテない、とか現代にありがちな男女関係やキャラのパターンに当てはめて分析されてる。逆にオンナは恋愛に自我の変革を求める傾向にある、らしい。なるほど!)、若いホストにはまってプチ整形したり、貢いだりして四苦八苦したのが、実は忍び寄る老化の影に脅え、自分が現役のオンナであることを確認したかっただけで、結局は自分自身に愛されいだけのナルシシズムだった、っていう洞察。
その洞察に至ったのも、自分の顔がボツリヌス菌注射で顔が若返ったら、ホストを手に入れたいと思う動機がなくなってしまったっていうことからだっていうんだけど、それも納得できる。

自分にないものを欲しがる、というと簡単だけれど、人は無自覚に異性に恋をしてるものだと思うので、中村うさぎさんの洞察はシンプルながらとても深くていらっしゃる、と思うのです。

結局、相手に求めちゃだめなのね。
としか詳細などは書けませんが、努力を怠っている自分を改めて省みることができた中村うさぎさんの著作に感謝、です。

“アグレッシブな乙女心”のしばらくの行き場が定まりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿