2016年3月27日日曜日

パリ日記 走り書き 〜 ダンス研修とBetty in Paris ④ 〜

パリに来て16日目。 日記、すごくあいてしまった .... 。
途中の様子はFBに少し写真あげましたが、落ち着いたら記録のためにブログにも記事アップしていきます。



昨日はパリ、Bertin Poireeの劇場での稽古でした。

古くて可愛らしいもともと人形劇の劇場だった『L'ogress』から始まり、ノートルダム寺院前の広場、ライブハウス『L'international』、パリ市内の小学校、アーティストの集まるスクワット『Le doc』....

そして明後日は、コンテンポラリーダンス作品を集めたプログラムでのパフォーマンス。

パリでは色んな刺激を受けるので、毎回違う構成の舞台になりました。
大変だけど、やっぱり楽しい。


お客さんや関わってくださっている方々の反応もお蔭様で大盛況 .... 今後も続いていきそうです。







2016年3月15日火曜日

パリ日記 走り書き 〜 ダンス研修とBetty in Paris ③ 〜

朝は、Nina Diplaのダンスクラスに参加。
天窓からの光が明るい、広い板張りのダンススタジオ。
全部で40人くらいの参加者。

神楽坂のセッションハウス、直子クラスでの訓練が生かされ ....
直子さんとはまた違うからだの動き、パリでNinaのボキャブラリーを学ぶことができるなんて、とてもラッキー。クラスの料金は6ユーロ。
日本の3分の1から4分の1の料金なんだよね。 

午後は、今日から5日間のNInaのダンスシアターWSに参加。
ちょっと感激したのが、フレンチロリータの系譜を継ぐあの有名な女優さんも参加してる。ジュリー・デルピーやシャルロット・ゲンズブールと同世代の .....  。わかる?






パリの路地裏は、下水の臭いが時々して、少しインドを思い出す。インドみたいに建物がボロボロでないとしても(それはそれで雰囲気あるのでいいんだけど)、こまめに修繕された古い建物がたくさん残っていて、詩が生まれるような街並み。

日本はなんて画一化された街がほとんどなんだ、と思う。

政治家と結託したゼネコンがお金を作るために、必要のない工事をして古くて美しいものを平気で壊していく。お金が支払われると、今まで愛してたものもすぐに手放す人たち。

(小さな商店を守る法律を変えたのも、元小泉首相のときなんだよね、確か。郵政民営化も許しちゃって、日本をガタガタにしておいて、今更脱原発なんて信用できない。それならその前に一度自分のやったことの意味を国民に説明するべきだと思う。そういうことを知らない国民にも責任があるんだけど。わたしも当時、政治には全然興味なかったので知りませんでした。ただ湾岸戦争の時、久しぶりにTV見て、小泉さんってアメリカの何なの?って画面を通して強烈に思ったことは覚えてる。)

リスクをおかさない人たちは、目先のお金よりも大きなものが、愛を貫くことで返ってくることを知らない。

アーティストは、レジスタンスの力を知ってる人たち。形だけの宗教家と違って、本当の信仰の力を知ってる。

リスクをおかさないから、自分のクリエイティビティーを発揮できず、そのことから生まれてくる自分の恐怖に蓋をする。

古くて価値のあるものがどんどんなくなっていく日本。
なくすものはまだ小さいうちに気づいていきたい。

それが国の規模になり、星の規模にならないうちに。

2016年3月14日月曜日

パリ日記 走り書き 〜 ダンス研修とBetty in Paris ② 〜

1日遅れのパリ日記。
昨日は、ロダン美術館とピカソ美術館に行った。










ロダン美術館近くのマイヨールの美術館も行ってみたけど休館日。

ロダン美術館の広いお庭にあるカフェ、とても気持ちよかった。
19歳の時に初めて行って、光に溢れる中ロダンの彫刻があって、ちょっとした神秘体験だった。それから2回目なんだけど、その時は『Kiss(接吻)』という作品に心を打たれ、今回は全然別の作品に心動かされ …  次は雨の日に行ってみたい。







ピカソ美術館、おしゃれ地区の中にあって、若い人もマダムもムッシューも人を見るだけでも面白い。周りのブラッスリーやカフェはハイセンスな人たちで溢れてる。

ロダンの彫刻は、生きてる人よりも命の力を感じる。ロダンが何を大切にしたのかが、彫刻に生命が宿ってる。

ピカソ、見てるだけでハッピーになる。ピカソは レジスタンスの人だったんだな、と思った。歴史的に19世紀末の二つの世界大戦、そしてスペインの戦争があり、その中で作品を創り、Parisのカフェで同時代の芸術家たちとレジスタンスの話をして、その中でたくさんの芸術家が盛んに作品を生み出す、今の現代のフランスの文化の基礎を作った人たち、政治や法律の話 …  自由の国フランスがあるのは、芸術家が命をかけて作品を創ったからじゃないかな。

ピカソ美術館に、ピカソの生きた時代の歴史的背景など書かれてるけど、フランンス語なんとなくしか解読できないので、日本に帰ってちゃんと調べたいと思う。







これからNina Diplaのダンスレッスン。

今日はメトロの定期を発券してもらう。

パリ日記 走り書き 〜 ダンス研修とBetty in Paris ①〜

昨夜、パリに到着。



シャルルドゴール空港からRER(高速郊外鉄道)B線でパリ市内まで行って、メトロに乗り換え。RERの切符買う時、ちょっとあやしいおじさんが寄ってきて、おじさんを追い払ってくれた制服姿のお兄さん2人が、鉄道の制服がとても似合ってて、しかもイケメンでかっこよかった。そのおじさんをからかいながら注意してたけど、そういう気持ちの余裕って、日本みたいに逮捕だ取り調べだなんておおげさに目くじら立てないのっていいなと思った。

けど、インドで詐欺師100人くらい相手してるので、そういう状況は平気。

メトロの駅上がって宿泊予定のゲストハウスと逆方向に歩いてしまって、結局タクシーに乗ることに。
ラテン訛りの黒人の男性、タクシー内キューバ音楽流れながらセーヌ川を右岸の方に渡る。なんだか方向ちがくない? ってちょっと心配になったけど、あんまり英語話せないし、こういう音楽聞いてる人だから悪い人じゃなさそうだし .... 。
確かに一方通行の道が交差してて、遠まわりした方が渋滞を避けてスムーズに目的地まで着いたっぽい。

10ユーロといくらかだったけど、小銭がないと言ったらおまけしてくれた。
夜のパリ、綺麗だった。

すれ違う人はみんなそれぞれのストーリーに身を包んでる感じでした。

ゲストハウスは、現代アートが展示されてるポンピドゥーセンターからも近くて、月曜日からダンスのレッスンと、ダンスシアターのWSを受けるスタジオにも歩いて行けるし、マレ地区の便利な場所。
夜中0時過ぎに着いたけど、フロントの黒人(アフロフレンチ?)の男性が優しく迎えてくれた。サリーを着た女性も受付近くのテーブルでおしゃべりしてた。朝は、インド人の男性がフロントに。インドのポンディチェリ(マドラス)出身らしい。(旧マドラスは昔フランスの植民地だった、フレンチカルチャー入ってるインドの都市)

ドミで3000円くらい。とても綺麗。昔のままの建物が好み。螺旋階段やテラスが素敵。

15日からは、今回のイベントのオーガナイザーのお屋敷に移ります。

MIJE Fauconnier 
https://www.expedia.co.jp/Paris-Hotels-MIJE-Fauconnier-Fourcy-Maubuisson-Hostel.h9618721.Hotel-Information?chkin=2016%2F03%2F17&chkout=2016%2F03%2F18&rm1=a1#rooms-and-rates




朝食付き


飛行機はアエロフロートを使いました。



ロシアのチョコレートの包み、可愛い😊





1月に買って往復60,000円くらい。
乗り換え時間も少なかったし、ロシア人とても美しいし、資本主義マインドじゃなく過剰なサービス精神がないので、応対が気持ち良い感じ。機内食のベジメニューも悪くない。

モスクワからはエールフランスに。さすが、ワインとコーヒーが美味しかった。